2020年08月07日 14:29

RENOSY X(リノシークロス)は、不動産情報のデジタル化を推進すべく、AI-OCRによる物件の販売図面の自動読み取り(OCR)ツール「ブッケンSCAN!(ブッケンスキャン)」の提供を開始した。

不動産取引における物件の販売図面は、業者間の情報のやり取りに多用される不可欠な存在。こうした業界独特の販売図面は、アナログな形式でやり取りされており、FAXを通じた「紙」での共有が主流となっている。また、これら販売図面にはフォーマットが存在しない。そのため、販売図面ごとに掲載情報やレイアウトにバラツキが生じ、これまで不動産会社や金融機関は、入手した販売図面を目視で確認しながら、項目ごとに手入力でデータ化をしていた。

「ブッケンSCAN!」は、AIが販売図面を自動認識し、約5秒で異なるレイアウトの図面を把握・分析・データ化することができる。自動で読み込んだ販売図面のデータを基盤システムへ反映、データ入力作業を自動化することで大幅な効率化が可能だ。不動産会社によってレイアウトの異なる販売図面でも、独自の技術でデータを分類。販売図面に記載されている「物件名」「価格」「住所」「建築構造」「建築年数」など約20項目を自動で読み取る。

同社は、テクノロジーを活用した不動産情報のデジタル化を推進することで、不動産取引に関わる関係者の業務を効率化・透明化し、さらなる業界の活性化とマーケットの拡大に貢献する。

ブッケンSCAN!