2020年07月31日 18:25

北海道斜里町の知床ウトロで観光船を運航する事業者4社で結成された知床小型観光船協議会では、7月1日からクラウドファンディングのプロジェクトを開始し、これまでに支援人数は234名で金額は350万円を超えた。支援者からの心強い後押しが苦しい運営状況の続く中で未来への希望となり、500万円の目標達成に向けてラストスパートに入った。

クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にてプロジェクトを実施。知床オリジナルグッズや、地場海産物の詰め合わせセット、観光船6年間乗り放題チケットなど、1000円~30万円の支援金額に応じてバラエティに富んだリターンを用意している。

150万人以上が感動した絶景クルージング、「知床小型観光船 応援プロジェクト」。先日のクルージングツアー中に珍しいヒグマに出会った。知床半島のルシャ海岸で目撃されたこの親子のヒグマは、前を歩く子グマの毛が白からグレー系の色に変わっていた。専門家に確認したところ、こういった個体は「ブロンドブラウンベアー」と呼ばれ、北海道では黒い毛色のヒグマが大半だが、アラスカではよく見られるようだ。数年前に北方領土の国後島でも発見されている。ヒグマの中には首の周りが白くなっていて首輪をつけているように見えたり、頭だけが金毛になっていたり、個体ごとに毛の色が異なる。ヒグマの生態もまだ解明されていないことが多く、謎に秘められている。

クラウドファンディングページ