2020年07月30日 18:39

「ゴロクヤ市場」、高齢の農家も使いやすい受発注システム「イージー」を開発するためのクラウドファンディングを6月8日~7月31日まで実施している。

100年先を豊かにするための実験区・100BANCHで活動する「ゴロクヤ市場」は、秋田県産のお野菜専門の卸。秋田県産の農作物が余ることなく、全国で新鮮なままおいしく食べられるよう取り組んでいる。

「イージー」は、白内障を伴う人でも識別できる白黒はっきりしたデザインや、キーボードが打てない人でも文字入力ができる手書き認証システムを導入し、身体的老化を感じる農家さんでも使えるシステム。農家が自分の収益を逆算し作付面積を決められるよう、自ら育てた野菜に対して自ら値付けができる仕組みになっている。「イージー」の誕生により、農家にとって新たな市場としての選択肢になることを目指している。

「イージー」は、toBの受発注システム。農家と飲食店や量販店、宿泊施設がシステムを通して直接お野菜のやりとりができるようになっている。「イージー」は必要最低限の入力項目で商品登録ができるよう、とにかくシンプルに作り、かつ目が見えにくい、耳が聞こえづらいなど身体的老化が伴う農家さんが使えるようデザインを構築した。

今回のクラウドファンディングでは、100BANCHで年に1回開催される「ナナナナ祭」への参加権(8月2日オンライン)が付いてくる、「ダンボールを使わないお野菜の定期便」もリターンに含まれる。