2020年06月30日 16:57

ヤマハは、離れていても自宅などから複数人でリモート合奏が楽しめるオンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM(シンクルーム)」のWindows/macOS版アプリケーションを公開する。

「SYNCROOM」は、インターネット回線を介して、複数のユーザー同士(最大5拠点)でリモート合奏が楽しめるサービス。一般的なリモート会議システムやIP電話は、通話や会議を想定して設計されており、一定の音声の遅れが生じることから、高いリアルタイム性が要求される合奏には適していない。そこで「SYNCROOM」は、同社独自の技術によってインターネット回線を介したオーディオデータの双方向送受信の遅れを極小化し、遠隔地間でも違和感のほとんど生じない快適なオンラインセッションが楽しめるサービスを実現した。

これまでベータ版サービスとして「NETDUETTO β2」を提供してきたが、今回正式版のWindows/macOS版アプリケーション「SYNCROOM」を公開。新たにリバーブ機能、メトロノーム機能と録音機能を追加し、さらに充実の機能でリモート合奏が楽しめるようになった。同社では、ソーシャルディスタンスを保った新しい生活様式が求められている今、このサービスが自宅等から安心して合奏を楽しむ一助となり、日常を少しでも明るいものに変えるきっかけとなればと考えている。

料金は無料。現在開発中のAndroid版のアプリケーションも、ベータ版としてGoogle Playストアにて無料公開。

「SYNCROOM」公式サイト