2020年06月30日 09:22

西日本電信電話(NTT西日本)と大日本印刷(DNP)は、withコロナ、afterコロナ時代に求められる教育のデジタル化を推進するため、教育ICTプラットフォームと電子教科書・教材及び電子図書館等のソリューションを推進、展開する。

2019年、著作権法が改正されたことにより、教育機関では、授業の過程における一定の範囲に限り、著作権者の許諾を得ることなく著作物の公衆送信が可能となった。また、デジタル化の加速が期待されるなか、昨今の新型コロナウイルス対策による大学構内への立ち入り禁止措置等を背景に、在宅でも質の高い学びを継続するとともに、授業の実施状況や学生ごとの学修状況の把握など、新たな教育の仕組みの提供とリモート教育環境整備の重要性が高まっている。

両社は同プラットフォームで、学生・教員がオンライン授業において利用する学内システム(LMS)等からシングルサインオンで電子教科書・教材及び電子図書館等サービスの利用を可能にする。また、出版社、丸善雄松堂等の書店との連携によって、大学で利用される電子教科書・教材のオンライン購入や、オンライン閲覧、学修管理が可能となる仕組みを提供。提供にあたっては、NTT西日本の地域創生クラウドに各大学の配信サーバーを設置することで、動画等を含む大容量コンテンツについても、遅延なく快適に閲覧・学修できる環境を提供する。

本協業を契機に、今後は東日本電信電話と教育ICTプラットフォームの提供にむけて連携し、全国の大学へ提供を広げるとともに、より質の高い教育の実現をめざす。

NTT西日本