2020年06月23日 16:37

オズマピーアール、浅川造船、ConTennaの3社は、浅川造船がケミカルタンカーの建造でこれまで廃棄・焼却処分してきた、使用済み木材(主に足場板)を活用し、オリジナルの家具を製造・販売する「瀬戸内造船家具プロジェクト」を開始した。

浅川造船が本社工場を置く今治は、瀬戸内に位置する日本を代表する造船の町。世界を往来する船をつくるこの町では、これまでに、何千・何万トンという造船古材が廃棄、焼却処分されてきた。「瀬戸内造船家具プロジェクト」では、古材特有の風合いの魅力を活かし、古材に「瀬戸内造船家具」という新しい役割を与え、社会に流通させることで、愛媛県の地場産業を起点に「未来の地球環境」を守る循環型社会への貢献を目指す。同プロジェクトは、企画:オズマピーアール、資材提供:浅川造船、設計・製造・販売:ConTennaの3社体制で取り組む。

同プロジェクトの家具は、船の建造過程で職人達の足場板として活用してきた木材を加工して製造している。木材の厚さは50mmで、家具だけでなく、床材などにも利用が可能。ワークデスク、折り畳み式ダイニングテーブル、ベンチ、テレビボードなどを取り扱っている。また、足場板本品の販売やオーダーメイドの対応も可能だ。なお、同プロジェクトでは、古材から企画製造した日本製・手作りの家具を、オンラインマーケットプレイスの「iichi」、愛媛県伊予市のセレクトショップ「ConTenna」で販売する。

iichi