2020年06月01日 19:02

藤原印刷は、本の作り手と売り手をつなぐため、担当する自費出版本の新刊情報などを、書店や本を販売する小売店にメールマガジンで配信するサービスを 6月より開始する。

近年、出版市場の低下が叫ばれており、書店数も年々減少している。しかし、Tokyo Art Book Fairや本屋博など、各地で行われている本のイベントに目を移せば、どこも盛り上がりを見せている。この理由の一つに、「出版市場には反映されない」ZINEや個人出版の増加が挙げられる。藤原印刷でも、個人の自費出版や小規模出版からの依頼が増えており、こだわりの本を揃える小さな書店や、ブック&カフェ形式のお店も全国的に増えてきている。

だが、自費出版本や、それらを扱う書店が増える一方で、互いを結ぶ方法がないという課題も見えてきた。著作者は「本を作ったあとに、販売先を見つけるのが難しい」し、書店は「自費出版本の情報を得る術がない」。そこで、「本の作り手と売り手をつなげる」ためのメールマガジン配信サービスを立ち上げることにした。藤原印刷で制作する本を、誰よりもどこよりも早く届け、両者をつなぐことで個人出版や書店の売上に貢献していく。藤原印刷では本を作った人のサポートとして、自費出版本を中心に販売する印刷屋の本屋「PTBS (Printing Teller Book Service)」という活動も行なっている。

本サービスは6月より開始。

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