2020年05月21日 17:46

世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com は、人々がブッキング・ドットコムに掲載されているどのような宿泊施設をお気に入り登録・保存していたのかを「ウィッシュリスト」としてデータ化し、各国の違いと共に発表した。

多くの国際的な観光地がリストに上がっている中で、この時期に世界中で登録されているすべての「ウィッシュリスト」の半数以上(51%)が国内旅行という結果になった。昨年の同時期のデータを見ると国内旅行の「ウィッシュリスト」登録はわずか33%であることから、今回の予期せぬ自体の中で、しばらくは国内旅行へとシフトしていくことが分かる。

日本国内のデータを見ても、昨年は40%だった国内のお気に入り登録が71%まで上昇しており、グローバル平均よりもその意識の変化が色濃く伺える。一方で、海外旅行に目を向けている日本人の中で最も人気の地域はソウル(韓国)、次いでバンコク(タイ)、ホノルル(ハワイ)、台北(台湾)そしてパリ(フランス)となった。トップ10のうち7ヵ所は東南アジアを示しており、比較的近距離の海外旅行を選択している人が多い結果となった。

1000以上の地域の中で、世界の人々からもっとも「ウィッシュリスト」を集めていたのは、ロンドン(イギリス)、次いでサンクトペテルブルク(ロシア)、パリ(フランス)という結果に。そんな中、日本は18都市が選ばれており、東京都が6位、京都府が27位、大阪府が29位と30位以内に3都府がランクインした。