2020年03月25日 18:46
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ALEと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)において、宇宙デブリ対策のうち「人工衛星のミッション終了後に速やかに軌道離脱させる方法による宇宙デブリ拡散防止装置の事業化」に取り組んでいる。これまで実施してきたコンセプト共創を経て、この度、事業共同実証へ移行することが決定した。

この「宇宙デブリ拡散防止装置」は、カーボンナノチューブ(CNT)電子源と導電性テザー(EDT)を用いた世界初の装置。打ち上げ前の人工衛星に搭載され、人工衛星のミッション終了後に、長い紐を宇宙空間で展開し、地球磁場を使って人工衛星の軌道を変更する。人工衛星の軌道高度をより短期間で降下させることにより、人工衛星を地球大気に再突入・焼却廃棄することができる。

本事業共同実証では、これまでのコンセプト共創を踏まえ、ALEはCNT電子源を含めたEDT装置の開発・実証と、当該実証用装置を搭載する超小型人工衛星の開発・打上・運用、及び販売事業に向けた準備を実施。また、JAXAはEDTおよびCNT電子源の地上モデル製作とEDT軌道解析及びCNT電子源軌道上運用評価を実施する。

本事業共同実証で開発される装置を小型衛星に組み込むことで、今後急速な増加が予測される地球低軌道上に残存するミッション終了後の人工衛星を減らし、宇宙デブリとの衝突による危険な大量の破片デブリ発生を防止することが可能となる。