2020年03月09日 16:30

東京オリンピックの開催の行方が注目されている中、東京での競技入りを目指し、最終選考まで残ったスカッシュの書籍「SQUASH AFTER DREAM~東京オリンピック・夢のあとさき~」が、3月10日に発刊される。

スカッシュは、ロンドンで生まれたインドアラケットスポーツ。2名(ダブルスは4名)で4面を壁で囲まれたコートの中で、小さい、中が空洞のゴムボールを交互に打ち合う競技で、ラケットを持ったその日から楽しめる。185の国で約2000万人がプレーしており、年齢や性別を問わず、用具も少なくて安く、コートが有ればすぐに楽しめる。

また、世界的に著名な雑誌が様々なスポーツを対象とした研究の結果、スカッシュは「世界一健康的なスポーツ」と呼ばれることも。1時間の消費エネルギーは、通常のプレーヤーで700kcal前後、プロ選手で1500kcalと、他のスポーツに比べて短時間で充分な運動効果が得られるので、忙しい現代人に適しているスポーツだと言える。

スカッシュにも協会があるが、オリンピックに向けて頑張ったが夢は叶わなかった、またスカッシュのほかにオリンピックに漏れたスポーツがあり、こうしたオリンピックまでの裏事情はいくつもある。本書では、スカッシュ協会の元事務局長が赤裸々に綴るスポーツ団体の裏側、オリンピックへの道、選ばれなかったスポーツ団体関係者の情熱を伝えることで、オリンピックをより楽しんで欲しいと出版された。定価1,200円。