2020年02月25日 12:17

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が運営する「空飛ぶ捜索医療団ARROWS(アローズ)」合同チームは、備蓄物資(マスク最大16万枚)を、日本全国の医療機関に提供することを決定した。

中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、世界各国へ広がり日本国内でも拡大している。新型肺炎の拡大を防ぐためには、マスク着用や手洗い除菌、不要不急の外出を控えるなど予防の徹底が抑制の肝と言われているが、特に日本の医療機関でのマスク不足は深刻な課題となっている。

「空飛ぶ捜索医療団ARROWS」は、災害が頻発する昨今、大規模災害の被災地などにいち早く駆けつけ、より多くの救助・救命活動を行うため、2019年12月に発足した災害緊急支援プロジェクトだ。同プロジェクトは、1月末からこれまで、主に中国の医療機関に対する緊急支援活動を続けてきたが、今回、備蓄物資(マスク最大16万枚)を、日本全国の医療機関に提供することを決定した。

配布先は、ARROWS傘下のCivic Force、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)、A-PADジャパンが災害時連携協定を締結する医療機関のほか、ホームページなどを通じて全国の病院に希望を募り、2月末までに順次発送する。数に限りがあるため、各医療機関への提供数は制限を設け、最大45病院までとして、在庫がなくなり次第終了する。

医療機関からの申込について、詳細はARROWSホームページで掲載予定。

ARROWSホームページ