2020年02月14日 15:53

ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2月7日、新型コロナウイルスの影響による被災者の緊急支援のためのプログラムを決定した。

JPFは日本の緊急人道支援の新しいしくみとして2000年に誕生。NGO・経済界・政府などが対等なパートナーシップのもとに連携し、迅速かつ効率的に国内外の緊急支援を実施するため、日本のJPF加盟NGOを様々な形でサポートしている。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染者は、最も深刻な湖北省の武漢市を中心に中国のほぼ全土で確認されている。感染はアジア、北米、欧州、中東における各国に拡大し、日本国内でも2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で陽性が確認され、さらなる広がりが懸念されている。

JPFは、1月26日、加盟NGOのピースウィンズ・ジャパンによる緊急初動調査を開始。上海にスタッフを派遣し、状況および支援ニーズに関する調査をしてきた。同時に、提携団体と協力し感染予防対策のための物資配布のほか、医療物資を現地病院に提供。また、医師2名が専門家として調査内容の策定や調査結果の分析をしてきた。

これまでの調査を鑑み、防疫マスク、防護服など医療物資が著しく不足していることから、JPFは、現地パートナーを通じた中国への更なる物資支援を決定。今後の状況については、随時JPFウエブサイト、Facebookで報告する。

予算は1億円(政府9000万円、民間1000万円)。期間は2月13日~(3カ月・初動対応)。場所は中国。

JPFウエブサイト / Facebook