2020年02月14日 15:46

色彩検定協会は、「色彩検定」の公式テキストを2019年12月に「3級編・2級編」、2月に「1級編」を全面改訂した。

「色彩検定」は、すべてのものに存在する「色」の重要性に着目し、その知識や技能を認定する試験として1990年からはじまり、1994年に文部省認定の試験となった、色に関する資格試験としては最も歴史のある検定のひとつ。累計受検者数は150万人以上、これまでに90万人以上の合格者を輩出している。

今回の改訂は、昨今の急速な技術進歩やグローバル化により色を取り巻く社会環境が変化する中、色彩の知識が必要とされる仕事や職業も多様化しており、そうした社会や受検者のニーズを踏まえて10年ぶりの改訂に至った。改訂内容としては、WEBやスマホの発達に合わせた「メディアデザイン」分野や、LEDの一般化により変化した「照明」分野などの学術項目の追加とともに、各分野のプロや受検者から寄せられた意見も参考に、受検者にとってより理解しやすく活用しやすいテキストを目指し、文章表現や図表デザイン、フォントなども改善されている。

2020年からは改訂版テキストに準拠した試験内容になるが、移行措置として「3級・2級」は2020年夏期検定まで、「1級」は2020年冬期検定まで、旧テキストでも対応が可能となる。

テキスト価格は、3級編2420円、2級編2970円、1級編4070円(すべて税込)。発売日は2019年12月24日(1級編は2月26日発売予定)。

「色彩検定協会」公式HP