2020年02月14日 15:03

ライカ ジオシステムズは、写真から3D 計測できる「Leica BLK3D」のアップデート版V2.0を新たにリリースする。

Leica BLK3D とは、リアルタイム・エッジ・コンピューティングにより、高度な3D 測定ができるハンドヘルド・3D イメジャ。「測る」作業を省く代わりに、写真 (3D Image)を撮り、現地調査結果をレポート出力できるので、現場とオフィスの協業を促進する。BLK3Dは、端末の「BLK3D Mobile」と、デスクトップ用ソフトウェア「BLK3D Desktop ソフトウェア」により構成されているが、今回のアップデートでは、端末・ソフトウェア両方ともV2.0にアップデートした。

まず、Publisherオプション・ライセンスを追加することで、BLK3Dで測定した写真にリンクを付与し、そのリンクを受け取った人は誰でも、Webブラウザ(BLK3D Web)上で、閲覧・測定・JPG出力ができるようになった。また、Autodesk(R) BIM360の有効ライセンスを持っていれば、BLK3D MobileやBLK3D Desktop ソフトウェアから、既存の「指摘事項」にBLK3Dの3D Imageを追加したり、指摘事項を新規作成したりすることが可能に。

さらに、測定精度を高めるためには2回の測定が必要だが(マルチショット)、その際、必要な移動距離が画面に表示される。また1度測定した後に、測定不可エリアをグレーで表示することで(グレーマスク)、測りたい場所の測定可否が瞬時に分かるようになった