2020年02月13日 14:11

SkyDriveは、「カーゴドローン」の建設現場における重量物運搬への活用に向けて、大林組と共同実施で実証実験を開始した。

SkyDriveは、「空飛ぶクルマ」の実用化、未来のモビリティ社会への貢献を目指し、航空機・ドローン・自動車エンジニアを中心に発足したスタートアップ企業。同社は、「空飛ぶクルマ」の開発を進める中、航空機開発のプロセスで培った技術を活用して重量物運搬に特化した産業用ドローン「カーゴドローン」を開発している。

建設現場で、少子高齢化に伴う建設作業員の高齢化および減少を見据えた対応が課題となっている中、大林組は、作業員が技能や習熟を必要とする作業に集中し、単純な力作業を軽減できるように、建築現場ではAGV等を活用した資材搬送作業の自動化を進めていた。しかし、土木現場は山間部や急傾斜地に立地することもあり、陸送による資材搬送作業の自動化が困難な状況にあった。

今回、大林組の課題を解決するために、協力して土木現場における実証実験を開始。実験内容は、土木現場を想定した、様々な建設資材の自動搬送(2019年12月25日、知の拠点あいち)。今回は5つの品物を運ぶ実証実験を行った。実際に現場で使用している品物を運ぶという実践に近い検証の中で、安定飛行ができたことで、今後土木・建設業界のイノーベーションに繋げて行きたいと考えている。今後、両社は実際の建設現場において実証実験を重ね、建設現場に適した機体の開発及び効果的な活用方法を検討していく。

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