2020年02月04日 18:43

日本観光振興協会は、ネット行動分析サービスを提供するヴァリューズと協同で、2019年の観光関連Webサイトの年間閲覧者数を調査した。
まず、ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリのサイトにおいて、2019年の1年間に閲覧した人数を集計したところ、PC・スマートフォンともに、宿泊予約サイトの「じゃらんnet」と「楽天トラベル」が2強となっていた。3位以降はホテルのクチコミ、価格比較サイトの「トリップアドバイザー」や「東日本旅客鉄道 (JR東日本)」、「全日本空輸 (ANA)」などが続く。
続いて、都道府県公式観光情報サイトの中で閲覧者数を集計したところ、PCでは大阪府の「OSAKA-INFO」、沖縄県の「おきなわ物語」、東京都の「GO TOKYO」の順に、スマートフォンでは三重県の「観光三重」、大阪府の「OSAKA-INFO」、茨城県の「観光いばらき」の順に多くなっていた。
さらに、ネットで「観光」と同時に検索されているキーワードを、PC・スマートフォンそれぞれ、2019年の1年間でランキングにすると、上位には「東京」、「京都」、「大阪」などのエリア名が多く入るなか、「冬」、「雨」、「穴場」などのキーワードもランクイン。天候が悪い場合でも楽しめる場所や、混雑の少ない穴場スポットはどこかなど、季節や状況に応じて変化する消費者ニーズがうかがえた。なお、本調査のデータなどは、「マナミナ|まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン」で公開中。