2020年01月24日 18:54

ネイチャーダインは、革新的な農業用灌水システム「SPOEQ(スポーク)点滴灌漑システム」を開発した。

従来の点滴灌漑システムは、主に比較的細い灌水チューブを使い、農地または鉢に農業用水の灌水用に張り巡らせ、チューブの吐出口は狭いノズルを利用して水滴状になるように流量を絞り、土壌表面や根群域に直接ゆっくり与えることで水や肥料の消費量を最小限にする灌漑方式。

水や肥料を劇的に節約できるメリットの他、農地用の土地の均平化が不要になることや労働コストの削減、早熟や単位面積あたりの収穫量の向上など大きなメリットがある。しかし、ノズルが詰まり易くメンテナンスが容易ではないことや、広域で使用する場合、吐出口の圧力に偏りが出易くなり、ポンプの圧力を上げると同時にノズル孔を狭くするなどの調整が必要となりシステムコストが高額になる傾向にあった。

今回ND社で開発した新機構の灌水システムSPOEQで利用する制御機能は、自然の重力による「水圧」「気圧」や物質の「表面張力」「浸透圧」など、自然環境を支える自然のバランス調整力を力学的にシンプルな構造原理で動作機能化させており、少ない流量を均等に分配しながら広域に渡って均等に灌水させることが可能。電気も機械も使わず、自然の調整力でそれ以上の精度で均等化して広域に行き渡らせることを実現しており、別次元の革新的なコストパフォーマンスを誇る。