2020年01月16日 16:02

ベジコープは、外食産業の人材不足を外国人人材で解決する「外食人材CREW」を、1月15日に提供開始した。

2019年4月1日に特定技能者の在留資格が始まり、外食業では5年間で最大5万3000人の受け入れを目指している。2019年9月末時点では20人の外国人材が特定技能として、就業を開始。同年12月に外国人食品産業技能評価機構が実施した、外食業特定技能1号技能測定試験の受験者数は2264人にのぼり、合格者は1246人となっている。日本経済新聞の記事によると、合格者の割合に対して、就業者が低い理由としては、特定技能試験を合格してもビザの取得が困難な留学生が多いことが指摘されている。

「外食人材CREW」は外食産業に特化した、ワンストップ外国人採用支援サービス。特定技能人材を含む外国人材の紹介、支援計画の運用代行、ビザ取得サポートまで、外食産業が抱える人材不足の課題をall in oneでサポートする。

ベジコープは、有機野菜の個人宅配から事業をスタートし、食にまつわる事業を幅広く展開。グローバルソリューション事業部では、レストランとのネットワークを活用し、飲食店のニーズを捉えた専門性の高い人材派遣、人材紹介を行っている。同社では、特定技能測定試験の対策講座を2019年6月から実施しており、第4回の国内試験(東京会場)では過去最大級の43名の合格者を排出。また、留学生においては過去に週28時間以上勤務していないかを事前にチェックしており、特定技能試験合格後のビザ取得、就業を前提として支援を行なっている。

外食人材CREW