2020年01月15日 15:55

国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、未使用・書き損じなど不要になったはがき、切手を収集して途上国支援に活かす「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」を実施している。収集したはがきや切手は当会で換金し、バングラデシュの働く少女たちの支援活動などに役立てている。

今年で10年目を迎える本キャンペーンは、大人だけではなく子どもたちから直筆の手書きと共に不要なはがきが届くなど、老若男女を問わず誰もが気軽に参加可能な「はがき1枚からできる国際貢献」として国内で広がっている。

2018年度は50万枚、計1700万円分のはがきが全国から寄せられた。令和初となるお年玉年賀はがきの当選番号発表が1月19日(日)に控えるが、抽選にハズれてしまった書き損じはがきの他、昨年10月の郵便料金の改定により不要になってしまったはがき・切手なども、途上国の子どもの支援に有効活用できる。受付期間は2019年12月1日(日)~2020年3月31日(火)。詳しくはこちら

バングラデシュ統計局によると、現地で家事使用人として働く少女(18歳未満)は33万人とされ、多くは一日中働き、学校にも行けないという。同会は、少女の親や地域住民への意識啓発や行政への政策提言など、児童労働のない社会を目指して活動している。また、読み書き・保健衛生などの「教育」、危険防止に繋がる「家事トレーニング」といった支援を実施している。