2019年10月18日 17:13

JOGMECは、令和元年10月4日(金)、岩手県八幡平市の「旧松尾鉱山新中和処理施設」において、岩手県をはじめとする関係機関等と令和元年度大規模災害訓練を実施した。

同施設では、大地震や風水害等の大規模災害を想定した災害訓練を平成13年以降に毎年実施しており、災害発生時の緊急対応や関係機関との迅速かつ円滑な連絡・対応を確認し、職員をはじめ関係者の危機管理能力・意識の向上に努めている。今年度は、新中和処理施設近傍で震度6強の直下型地震が発生し新中和処理施設が被災した想定のもと、関係省庁と自治体で構成する維持管理連絡会議担当者30名が参加し、訓練を実施。

災害発生時の緊急対応を想定し、現場にいる必要最少人数の12名にて、坑廃水の原水受槽から赤川への放流溝までの60メートル間への仮設配管12本および固定用土のうの設置作業を実際に行った。作業開始から22分間で設置出来ることを確認し、今後の検証・改善に向けて作業状況を記録した。