2019年10月15日 14:51

河出書房新社は、10月7日発売の季刊文芸誌「文藝」2019年冬季号を、10日に発売4日で増刷することを決定した。

「文藝」は4月発売の夏季号において約20年ぶりに大幅リニューアル。リニューアル2号目の秋季号は発売5日で増刷決定、さらに創刊号以来となる3刷が決定。文芸誌の増刷は非常に珍しく、多数の媒体でニュースとなった。冬季号の増刷は、1933年の創刊号以来86年ぶりの3刷となった秋季号に続く快挙。2号連続の増刷は「文藝」史上初となる。

今号は文芸誌初登場の作家が目白押し。ビートたけしさんが、北野武名義での初小説となる中篇「足立区島根町」を発表。また2019年上半期の芥川賞を受賞し、今最も注目される文藝賞受賞作家・町屋良平さんの新作小説「カタストロフ」を掲載。さらに、新人文学賞「文藝賞」受賞作、宇佐見りんさん「かか」・遠野遥さん「改良」の2作を全文一挙掲載している。

定価は1485円(税込)。

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