2019年10月09日 15:28

ミツフジは、これまでAMEDが支援する研究開発「てんかん発作オンデマンド介入のための発作予測システムの開発」の研究に向け、てんかんの発作予知を目的とした医療用多電極心電用シャツを発売開始した。

この研究は、名古屋大学によるアルゴリズムおよびソフトウェア開発、東京医科歯科大学による患者からのデータ取得、熊本大学とミツフジによる多電極トランスミッターおよび多電極心電用シャツの開発を共同で進めており、ミツフジは心電データを計測するシャツ開発を担当。これらの機器により、てんかん発作の10分前から1分前までにアラートを出す仕組みの構築に取り組んでいる。

本シャツは、熊本大学が開発した多電極トランスミッターと結合させることで、てんかん発作予知に必要な心拍データを取得でき、これまでのシングル電極に比べて、取得精度は格段に向上した。今後は全国の医療センター等と連携し、てんかん患者のデータ収集を進め、てんかん発作予知に関する医療機器の早期承認を目指す。