2019年09月19日 17:01

大型膜面構造物(テント構造物)などを手がける「膜や」の太陽工業は、乳化機・分散機・混練機・攪拌機のプロフェッショナル企業のプライミクスが計画した第2工場の建設計画に元請施工業者として参画。5月24日に、膜構造による大規模工場を無事完成させた。

同工場は、片流れ形状の屋根に白い不燃膜材を使用、膜構造による同仕様(金属の壁と膜屋根を掛け合わせた建築仕様)の工場施設としては近年類のない大きさ。各種工法が検討される中、「膜の軽量性が柱の少ない大スパン建築に適している」ことや「鉄骨量の低減などにより工期短縮が図れる」点が高く評価され、膜構造の採用に至った。

昨年12月に建築工事がスタートしてから、建物の完成までに要した期間はわずか5ヶ月間で、在来工法と比較し大幅な工期短縮を実現。完成を迎えた工場内には幅20m超のクレーンが縦横無尽に稼働し、膜構造による明るく開放的な光が大型トラックの搬入出も容易な大空間に、隅々まで降り注いでいる。