2019年09月12日 06:48

凸版印刷は、航空手荷物の紛失(ロストバケージ)削減や業務効率化を目的に、長距離で安定した読み取りを実現する、アンテナにICチップを実装した航空手荷物用ICタグインレットを開発した。8月より海外の航空手荷物ラベル製造メーカーへサンプル出荷を開始、2020年1月より販売を開始する。

本製品は、アンテナにICチップを実装したインレットの構造を航空手荷物向けに最適化したもの。電波の受信感度を高くしたことによる長距離通信と各国において異なる帯域での通信を可能にした独自設計のアンテナに、低消費電力が特長の最新ICチップを搭載。長距離で安定した読取りが可能なインレットを実現した。航空業界における航空手荷物用ICタグの普及を推進する。

製品は、9月11日~13日まで開催される「第21回 自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(南ホール4F・A-84)にて展示する。

価格は約6円/枚(インレット100万枚ロットの場合)。