2019年06月24日 17:10

TKCは、同社が提供する「TKCモニタリング情報サービス」の利用件数が、6月21日に10万件を達成した。

「TKCモニタリング情報サービス」は、TKC全国会会員が毎月の巡回監査と月次決算を実施した上で作成した月次試算表、年度決算書などの財務情報を関与先企業の経営者からの依頼に基づいて、無償で金融機関に開示するためのクラウドサービスだ。

このサービスは税務署へ電子申告した財務情報と同じデータが自動で金融機関に開示される仕組みであるため、財務情報の改ざんの余地がない。金融機関は、このサービスを通じて提供される財務データを融資判断の拠り所として信頼することができる。こうした点が評価され、同サービスは現在、全国の金融機関の9割を超える410金融機関で導入されている。利用件数10万件を達成できたのは、同サービスを採用する金融機関が全国に拡大したことや、決算書の提出を「紙」から「電子」へ切り替えようと考える中小企業が増えていることが背景にある。

TKC