2019年04月01日 08:10

大和リースは、慶應義塾大学SFC研究所と共同開発した構造用合板建築「ベニアハウス」を、小林・槇デザインワークショップと提携し、4月1日より販売開始する。
「ベニアハウス」は、間伐材や小径木を利用した合板を主要な構造部に使用。ベニア合板の原材料である木がその成長過程で吸収した二酸化炭素をそのまま固定するため地球温暖化の抑制に貢献する。変形が少なく寸法も精確かつ手頃なベニア合板を主材料として用いるため、簡単かつ精確に建築施工が可能だ。使命を全うした後は、木材はチップとして、モジュール化された部材は次の建築に再利用することもできる。
「ベニアハウス」は、東日本大震災を契機に、誰にでも作れる簡易な建築を目指して開発された。店舗や飲食店、休憩所といった本設建築物からイベント用施設などの仮設建築物として活用できる。また、売上の一部は災害復興事業にも使われる。
参考価格は、「3K3Kタイプ」498万円、「3K8Kタイプ」971万円。