2019年03月15日 06:08

資生堂アートハウスでは、日本人になじみの深い「版画」にテーマを絞り、作家においても技法においてもヴァリエーションに富んだ展覧会、「版画を楽しむ 木版・銅版・リトグラフ・シルクスクリーン」を開催する。

版画は「版」を利用して制作する絵画で、同じ版を用いて複数の作品を刷ることができるのが大きな特徴。技法的には木版画に代表される凸版、銅版画に代表される凹版、平版(リトグラフ)、孔版(シルクスクリーン)の四つに分類され、古くから世界各地で制作されてきた。

今回の展覧会では、多彩な技法を駆使して表現領域を広げてきた近現代の版画に焦点をあて、銅版画家として世界的に活躍した駒井哲郎(こまい てつろう・1920-1976)や浜口陽三(はまぐち ようぞう・1909-2000)をはじめ、日本画家、洋画家、現代美術家、外国人作家による約70点を一堂に展示する。

「版画を楽しむ 木版・銅版・リトグラフ・シルクスクリーン」は4月9日~ 6月23日開催、入場無料。4月29日~5月6日まで連続開館する。