2018年12月06日 17:07

東京ガスの「GAS MUSEUM がす資料館」は、2019年1月5日(土)~3月24(日)まで、本年度第四回企画展「知識と娯楽のフェスティバル『明治の博覧会展』」を、ガス灯館2階「ギャラリー」にて開催する。

明治5年(1872)に政府は、全国各地より古器旧物のほか書画工藝や動植物標本を集めて展示する博覧会を、湯島聖堂を会場として開催。その経験を踏まえ、明治政府は明治10年(1877)には、殖産興業や富国強兵の一環として全国よりさまざまな文物を集め、分類比較して人々に紹介する内国勧業博覧会を、上野公園を会場として開催した。その後五回開催された内国勧業博覧会は、回を重ねるごとに娯楽性が高まったが、人々の知的好奇心を刺激するという本来の目的は忘れられることはなく、優れた出品物は表彰の栄誉を受けた。

今回の展示会では、明治東京で開催された内国勧業博覧会の様子を描いた作品を中心に、出品された文物を見学する、さまざまな階層の人々の姿が描かれた作品を紹介する。入場無料。