2018年11月14日 10:37

大阪府住宅供給公社は、2015年度から実施している団地リノベーション住戸「ニコイチ」の商標を出願し、10月26日に登録が認められた。

「ニコイチ」は、隣り合う2つの住戸を1つにつなぎ合わせ、既存の間取りから大きく形を変えたプランにリノベーションをする公社独自の取り組み。同様の事例は、他の企業でもあるが、大阪府住宅供給公社では住戸プランを建築家等から広く公募することで、多様なライフスタイルを提案するコンセプトを持つ、創意工夫に満ちたプランを実現している。

「ニコイチ」は住戸を単に新しくするのではなく、そのデザインを広く公募することで、多様でデザイン性の高いものとし、団地での暮らしを再評価してもらう機会となる。日本各地で顕在化してきている高齢化や人口減少といった地域課題を好転させるポテンシャルがあることが高く評価され、2017年度のグッドデザイン賞を受賞した。