2018年08月10日 17:55

倉敷 帆布の老舗「タケヤリ」は、創業130年の節目に、世界で一番厚い帆布を進化させた「シャンブレー帆布」を、オンラインストア限定で発売する。

新製品は丈夫で汚れにくく、ヨコ糸にチャコールグレーの糸を折り込むことで、美しい生地肌、深い色味を実現している。帆布は長く産業資材として発展してきたため、大量生産後にクライアントの要望によって必要量を後加工するのが一般的。いっぽう、新しい「シャンブレー帆布」は、織糸を先に染めてから織り上げるので、今までの製造工程が入れ替わってしまう。さらに色糸の織布中にでる色のついた「わたぼこり」は、織機や工場内を汚すので隔離して織る必要がある。

ただでさえ高価な特厚帆布を、更に手間のかかる手法で生産しているが、同社では自社サイトで直販することによって販売価格を大きく下げることができた。初回は数量を限定して3型をテスト販売。随時追加生産し、バリエーションを増やしていく予定。