2018年07月11日 10:39

ムスカは、イエバエによる「畜産糞尿を有機肥料や飼料に100%リサイクルする循環システム」が、日本経済新聞社主催の農業系イベント「AG/SUM(アグサム)」にてみずほ賞を受賞した。

ムスカ独自のイエバエ技術は、45年間1100世代にわたって品種改良を重ねたイエバエにより、今まで堆肥となっていた家畜糞尿をわずか1週間で肥料と飼料に100%リサイクルする画期的な昆虫技術。従来、家畜糞などを堆肥化するのには数カ月の期間を要していた。ムスカのイエバエは、普通のイエバエよりも成長が速く、高密度で飼っても死ににくく、一度に大量の卵を産卵する品種で、いわばイエバエ界のサラブレット。また飼料(イエバエ幼虫)は、今後世界で不足が予測される畜産・養殖用の魚粉代替物としての活用が期待される。

ムスカは、6月に開催された、これからの世界を担う革新的技術を集めた農業系イベント「アグサム」のスタートアップピッチランにて、みずほ賞を受賞。世界規模で注目を集める技術となっている。

ムスカ