2017年05月19日 15:24

ニュージーランド航空は、テクノロジーがもたらす未来型機内サービスを研究・開発しており、この度、その一部を公開した。

同社は情報技術サービスプロバイダであるディメンション・データ社と協力し、マイクロソフト社のAR(拡張現実)ビューア「Microsoft HoloLens」を使った、ユニークなソフトウェアの開発を進めている。機内で客室乗務員がこのゴーグル型端末を装着すると、接客している相手のさまざまな情報が集約され、ゴーグル内に表示される。取り扱われるデータとしては、搭乗者の好みの食事や飲み物、旅程、会員情報詳細などの表示が可能。

視覚及び聴覚情報を通じて、利用者の気持ちを参照できる機能もあり、さらにこのソフトウェアの活用により、客室乗務員業務のペーパーレス化を推進することもできるため、環境面での貢献も期待できる。