2017年05月11日 13:34
NVIDIAはトヨタと協業し、同社が今後数年以内の市場導入を見込んでいる自動運転システムの性能を高めるための、人工知能(AI)によるハードウェアとソフトウェアのテクノロジーを提供することを発表した。
トヨタは、NVIDIA DRIVE™ PX AI カーコンピューティングプラットフォームを、市場導入予定の高度な自動運転システムに搭載する。両社のエンジニアリングチームは、車載センサーで生成される大量のデータを理解して自動運転の幅広い状況への対処機能を強化する、高度なソフトウェアの開発にすでに着手した。
トヨタ自動車の鯉渕健常務理事は、「トヨタは、究極目標としての交通事故死傷者ゼロへの貢献、スムースな交通流の実現、すべての人に移動手段を提供することを目的に、これまで20年以上にわたり自動運転技術の開発に取り組んできた。今回のコラボレーションを通じて、より安全で性能の高い自動運転システムの開発を加速していきたい」と述べた。