2017年11月13日 13:16

デンソーウェーブと東京都交通局は、編成車両数やドアの数が異なる車種でも、列車車両ドアに貼りつけたQRコードを読み取ることでホームドアの開閉制御が可能なシステムを共同で開発。本システムを活用した実証実験において、その有効性が実証された。

今回開発された技術は、車両ドアのガラス部分に貼りつけたQRコードと、QRコード自体の横方向の動きを駅ホーム上部に設置したスキャナーで読み取り、車両ドアの開閉を検知するもの。QRコードには、それぞれの車種に合った位置のホームドアを開閉させるためのドア数や編成車両数の情報が格納されている。

採用したQRコードは最大50%が欠損しても読み取れる新開発のQRコードで、ホームの照明や屋外などの照度のばらつきによる読み取りの確実性も向上させた。なおQRコードをホームドア制御に用いるシステムは、世界で初めての実装となる。