2016年11月18日 15:17

アルヴァスデザインは、民間企業に勤務する社員(1160名)を対象に、研修受講に対する意識調査を行った。

「受講した研修の目的を事前に理解していたか?」という問いに5段階で答えてもらったところ、5段階中1~3(1:全くそう思わない、2:そう思わない、3:どちらでもない)と回答した人の割合は合計すると36.1%。いっぽう、5段階中4~5(4:そう思う、5:強くそう思う)と回答した人の割合は、合計で63.9%。受講生の約3人に1人が、研修の目的を事前に理解していないという結果になった。この数値は、自信をもって「目的を理解している」と答えた人の割合よりも多くなっている。

ある研究結果によれば、研修効果に与える影響度のランキング1位は「研修前の上司」となっている。上司による研修前の動機づけが学習効果を高める最大要因となっているにも関わらず、3人に1人が研修の目的を事前に理解していないという状況は、注目すべき結果と言えそうだ。