2016年03月24日 08:46

ワタミファーム&エナジーは、4月からの電力小売の全面自由化に向け、家庭向け電力小売事業に参入する。3月より一般家庭および小規模事業所等を対象に予約の受付を開始し、5月より電力の供給を開始する予定だ。

ワタミグループは宅食事業を展開しており、1日に約22万人の顧客に日替わり弁当を届けている。「ワタミの宅食」利用者を対象に、電力購入のセットメニューとして、電力供給先の家庭で電気が使用されたことをメールで知らせるサービス「おはようメール」を導入する。「おはようメール」は、1日1回、正午までに電気の使用状況を、登録したメールアドレスに自動送信するサービスだ。離れて住む家族に対し、メールで電力使用を知らせることもでき、一人暮らしの高齢者や高齢者世帯の見守りにも活用できる。

ワタミグループは、電力小売事業に本格的に参入することで、一般家庭にも自然エネルギーを電源とした電力を供給し、国内での再生可能エネルギーの普及に貢献したいと考えている。