2016年03月18日 09:06

国際NGO WaterAidは、世界中の妊婦たちに「マタニティバッグに何が入っているか」を問うアンケートを実施、本アンケートをもとに各国の出産準備を比較した。その結果、きれいで安全な水の有無によって、出産準備に大きな違いが出ることが分かった。

たとえばザンビアのモンゼ県にある診療所で出産予定の妊婦ヘイゼルさんは、マタニティバッグに洗面器を詰めてきた。不衛生なシーツから病気に感染するリスクを減らすために、分娩中に敷く黒いビニール製のシートも持ち込むという。

世界では清潔な水と衛生環境がないために、たくさんの生まれたばかりの赤ちゃんが感染症などにかかって命を落としている。本アンケートは、こうした現状を変えるためにウォーターエイドが行った「Deliver Lifeキャンペーン(世界の13万人のお母さんとその家族に安全な水を届ける寄付キャンペーン)」の一環として実施された。