2015年08月26日 14:33

日本通信販売協会では、2014年度(2014年4月~2015年3月)の通信販売市場の売上高について調査を行い、このほど速報値をまとめ、発表した。それによると、2014年度の通販の売上高は、前年比4.9%増の6兆1,500億円となり、金額ベースでは前年に比べ2,900億円の増加となった。マイナス成長を記録した1998年度以来、16年連続して増加傾向が続き、直近10年の平均成長率は7.3%となっている。

通販市場の成長要因としては、まず、楽天、アマゾン、スタートトゥディ等、プラットフォーム系企業が牽引役となっていること。さらに、店舗系のネット通販の伸び、新商品、サービスのネット通販企業の参入による裾野の拡大。加えて中小企業のネット通販への参入及び成長による裾野の拡大が挙げられる。

本年11月に商品別や媒体別などを分析したレポートは、「第33回通信販売企業実態調査報告書」として刊行予定。