2015年07月27日 11:45

飲食店の出店開業支援サイト「飲食店.COM」は、当サイトの造作譲渡情報より、閉店した飲食店の業態と営業年数を調査した。

閉店した飲食店の件数を業態と営業年数ごとに集計したところ、アジア料理、ラーメン、中華、そば・うどんについては、7割以上の店舗が営業3年以内で閉店している。4割以上の店舗については営業1年以内に閉店していることがわかった。

なかでもラーメンは「出店したい業態」としても必ずトップ5に入る人気業態である一方、閉店する件数も多くなっており、生き残りが厳しい業態でもあることがわかる。

逆に、閉店までの営業年数が長かった業態を見てみると、営業3年を超える店舗が5割以上の業態は、寿司、フランス料理のみ。調理に専門技術が必要となること等から開店までの障壁が高く、他業態と比較すると開店件数が少なくなっている。そのため、競合店が生まれにくく、営業年数も長くなる傾向にあると推測できる。