2015年07月08日 14:08

古湯温泉 ONCRIは、第4回「床の間アートコンペ」の公開審査会を開催、最終審査に進んだ入選作品12点のなかから、最優秀賞1点、優秀賞4点、一般審査員特別賞1点を選出した。

最優秀賞を受賞したのは、彫刻家の児玉 真人氏が手掛けた「ワッカ・キオク/ wheel memory」。クジラの脊髄の化石を型取りし鋳造にて量産、60のピースを連結した同作品は、床の間を異次元につながる空間として表現し、コンセプトと素材、造形が一致している作品として高く評価された。児玉氏は「今回の受賞は、まさに作品にみる60進法になぞらえた円相の中心に流れている悠久の時間に繋がったということだと思う」と受賞の喜びを語った。

なお、本コンペにおける最優秀賞と優秀賞の5作品は、ONCRIフロアの客室、ONCRIスイートとジャパニーズ・アトリエの床の間に1年間設置される。