2015年06月15日 08:58

ExaScalerとPEZY Computingは、液浸冷却に完全に特化して共同開発した第二世代液浸冷却小型スーパーコンピュータ「ExaScaler-1.4」を、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の計算科学センターに、昨年10月に設置した「Suiren(睡蓮)」に併設する形で、「Suiren Blue(青睡蓮)」として追加で設置することとし、設置作業を開始した。

KEKとの共同研究契約を通じ、ExaScaler-1.4が持つ既存のExaScaler-1に対する様々な優位性と、ExaScaler社の提唱する液浸冷却方式自体の有効性を、更に検証して行く計画。

液浸冷却槽内が高密度化し、液浸冷却槽内から引き揚げて保守作業を行う効率と安全性を改善する目的で、最小構成システムである「ブリック(Brick)」を吊り上げる新たな吊り上げ機構も新設する。