2015年05月01日 10:43

QLifeは、患者2万人を対象に大規模なアドヒアランス(服薬遵守状況)実態調査を実施した。調べたのは、服薬継続・離脱、ジェネリックの利用意向など、全41項目。

まず、治療時間が経過するにつれて「どの程度のスピードで服薬継続者が減るか」を、疾患タイプ別にみると、すべてのタイプにおいて、患者の半数以上が治療6か月内に薬をやめている。特に「中高年」タイプでは、治療開始3か月以内に86.5%の患者が服薬を中止していた。

また、医師説明有無別の順守率では、「高齢者」「生活習慣病」タイプは医師の処方そのものへの信頼が高い。一方、「中高年」「アレルギー」タイプでは、医師が説明することで服薬順守率が上昇している。

さらにジェネリックを「積極的に利用したい」と答えたのは「生活習慣病」が一番高く「高齢者」が一番低い。

主な調査結果は「QLifePro」の「研究報告」コーナーで。