2015年04月10日 15:25

楽天は、全国の高速バス事業70社に対し、外国語対応支援の一環として、5カ国語に対応した外国語会話集を制作し、無料配布を開始したことを発表した。

近年、円安の影響や、訪日外国人に対する個人観光ビザの発給要件緩和が進んでいることもあり、高速バスを利用する「FIT(外国人個人観光客)」が増加傾向にある。高速バス事業者にとっては、運行する路線バスや、バスターミナルにおける外国人と運転手の意思疎通は大きな課題となっていた。

「楽天トラベル」では、高速バスの業務で頻繁に使う会話を5カ国語に翻訳。バス運転手が該当部分を指し示すだけで意思疎通が可能になる乗務員携行用の外国語会話集を制作し、希望する全国70社の高速バス事業社に無料配布した。

本会話集を導入したバス事業者からは、高速バス事業全体の外国語対応活性化に繋がると期待の声が寄せられている。