2015年03月05日 18:38

アジア5ヵ国の2361社を対象に実施した「2015年度 ヘイズ アジア給与ガイド」によると、日本の女性管理職比率はアジア諸国の中で最低水準に留まっていることが分かった。

アジア全体の女性管理職比率の平均29%に結果に対し、日本の女性管理職比率は19%。一方最も高いのは中国で36%、続いてマレーシア34%、香港31%、シンガポール27%の順番となっている。

ヘイズのアジア担当マネージング・ディレクター、クリスティーン・ライトは「男女同等に管理職に就く機会が与えられる支援体制が、日本で未だに整っていないことは重要な課題。実質的な改善策として挙げられるのが成果連動型の評価に基づく昇進制度の導入だ。こうした制度の導入は成果主義を尊重する企業文化の形成に役立つばかりでなく、意思決定のプロセスから無意識なバイアスを取り除くことにもつながる」と述べている。