2015年03月03日 18:45

Hotels.comが発表したHotel Price Index (HPI)2014年度版によると、2014年の世界のホテル宿泊料金の平均価格は、前年比3%増加した。世界的な景気回復が後押しとなり、旅行者の旅行消費額が増加するに伴い、ホテル価格も堅調に伸び続けていることが分かった。

HPIは、世界中の旅行者が実際に支払った1泊1部屋あたりの宿泊料金を調査し、開始年度である2004年の実績を基準(100)として算出するもので、2014年末のHPIは113。2007年に記録した最高値の117には4ポイント及ばなかったものの、5年連続して着実な伸びを見せている。

Hotels.com代表取締役社長ヨハン・スヴァンストロームは、「7年前の最高値に比べれば道のりはまだ遠い。世界的なスポーツの祭典は旅行者を新しい目的地に呼び込んだが、エボラ出血熱の拡大や、マレーシア航空MH370便の失踪事件、MH17便の撃墜事件などの予期せぬ悲劇の影響を受けた」と述べた。