AgICは、借入と第三者割当増資による調達で合わせて約1億円を調達した。

うち借入分が3600万円、増資分が6000万円となって、第三者割当増資の割当先はTomyK Ltd.、 East Ventures、Yoren Ltd.その他事業会社及び個人投資家6名となっている。発行株式は優先株とし、増資前評価額は5億円である。

TomyK Ltd.からは2度目の調達となる。また、中国上海市のYoren Ltd.とは中国国内での広告関連事業における業務提携を同時に行い、中国での広告関連事業の拡大を目指す。

AgICは、銀ナノインクのペンと専用紙で簡単に電子回路を描くことができ、家庭用のプリンタでも電子回路を印刷できる技術を応用し、すでに日本と米国で製品を販売開始している。今後は、より多くの人々に電子工作を楽しんでもらうためのキットなど製品ラインナップの拡充、電子工作のレシピを共有できるwebサービスの開発などを行っていく。