2014年12月01日 15:56
由緒ある旧閑院宮別邸緑地に立地する「老舗旅館・強羅花壇」の創業時の面影をとどめる離れ「名月」が、11月14日、装いも新たに生まれ変わった。
強羅花壇本館とは、歴史の重み堪えてきた岩石と季節を彩る樹々をのぞむ渡り廊下で結ばれている。木造平屋瓦葺きの母屋に東屋形式の露天風呂を増築し、装いも新たに生まれ変わった。
部屋は畳敷き20帖の和室、現代書家の揮毫した檜の枕板の前に2台の大きめのベッドやソファ等のリラックススペースを設け、3人まで利用する。部屋から連なる月見台と露天風呂は野趣に富む庭園を高台より臨み、大文字山の山並みを一望にできる。
スチームサウナ付きのシャワー室や静かな最新式の床下空調設備など、最上のリラクゼーションスペースを用意した。また、神代欅の棚板をはじめとした銘木の数々、総檜造りの露天風呂東屋など伝統的な日本建築の構えが自然と融合した贅沢な空間をつくりあげている。