2014年11月27日 15:58
良品計画は、成田国際空港に15年4月8日オープン予定のLCCが使用する第3旅客ターミナル内に設置する家具をデザイン、制作する。
無印良品ではモノ作りにあたって、実際にそのモノが使用されている場面を観察し、解決すべき点を探す活動を行っている。今回も実際の空港で、そこにある家具がどのような使われ方をしているかを観察。中でも、効率を最優先に考えたLCCでの旅の合間に、人々が無意識にとる行為を考えた工夫を施した。
特にソファベンチは、ゆったりと座るだけでなく閑散時には寝転ぶことも想定し、ひじ掛けをなくして座面を広く確保。全体をクッション材に覆って適度な柔らかさも出している。
今回導入するのは、フードコート用にオーク無垢材のテーブルと椅子・ソファベンチ400席以上、ゲートラウンジ用にソファベンチ約1400席分。空港という公共性の高い場所へのこれだけ多くの家具の設置は、無印良品にとって初の試みだ。