2014年07月25日 15:35

元読売ジャイアンツの篠塚和典や定岡正二が7月31日、岩手県宮古市で東日本大震災にあった子どもたち100人を対象とした野球教室を開催する。

野球教室が行われる田老第一中学校グランドは海岸沿いの宮古市田老地区にあり、東日本大震災では、死者・行方不明者が200名以上にのぼる甚大な被害を受けた。震災から3年以上が経ち活気を取り戻してはいるが、かつて住宅が立ち並んだ海岸線沿いには今も空き地が広がっている。

元読売ジャイアンツの選手たちが指導する野球教室は今年で3回目の開催になる。宮古市の子どもたちからの強い要望と地域の協力により、今年も野球教室の開催が実現。指導にあたる元選手たちは、「野球や他のスポーツを通して、君たちには地域の人たちや後輩を勇気づけ、引っ張っていく存在になってほしい。」と、子どもたちを元気づける。また元選手たちと一緒に汗を流すことによって、子どもたちと地域が元気に、笑顔になれるような野球教室を目指す。

当日は書道家による書道教室もあわせて開催し、子どもたちは大きな半紙に大きな筆で好きな字を書くことで「こころを表現する」方法を学ぶ。