2014年11月12日 14:55

グランビスタ ホテル&リゾートの基幹施設である、鴨川シーワールドでは、11月4日に千葉県山武市の殿下海水浴場で発見され、保護のため搬入された「トド」の状況について変化が見られたことを報告する。

11月4日に保護され当館に搬入された「トド」は、搬入直後の血液検査の結果をふまえ、水分補給のための皮下への点滴や、体にある傷の洗浄・消毒、炎症を抑えるための抗生剤の注射等の処置を実施し、24時間体制で経過観察をしていた。海岸で見られた状況と同様に、搬入当初より床に横たわり食欲を示さない状況が続いていたが、11月10日に実施した強制経口補液の後より、餌に興味を示す反応が見られ、夕刻に係員が投げ与えたアジとイカを食べる様子をはじめて確認した。

しかしながら、依然血液検査上の炎症を示す値は高く、今後も治療のための処置を実施し、慎重に観察を続けていく予定である。